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在宅薬剤師の仕事 パート3

2023-11-07
在宅体験談です。
在宅業務で訪問する場所は、大体施設か、個人宅です。
今回は個人宅で体験したことを、書かせて頂きます。
個人宅に何回か訪問すると、どうしても家族間との距離が縮まってきます。
そうすると、在宅患者と家族との関係とか、家庭内環境とかも必然的に見えてきます。
経験したことは、お薬代の請求を、患者本人に請求したところ、別居している
息子夫婦に請求してほしいと頼まれ、息子さん夫婦に請求をしたところ、
母親とは絶縁状態であると、息子さんに言われ、お嫁さんには電話口で泣かれたことがありました。
お薬代はご本人から頂きましたが、家族様からしたら、見られたくないものを、見られた感じだろうなと思いました。
でも、あるケアーマネージャーから聞いたことがありましたが、個人宅の在宅患者多い
薬局は、信用がある証拠と言われたことがありました。
確かに、個人在宅は手間と時間がかかります、又、ご自宅に上がるわけですから
気も使いますが、地域密着の観点から見たらどうでしょうか。
                                    
村田


                                 

眼病封じのお寺

2023-11-07
奈良県の奥大和を縦走する169号線を南に吉野に向かって車で走ると、石舞台古墳や高松塚古墳など歴史の教科書にも出てくる有名な史跡を越えてしばらく行ったところに壷阪寺という山寺があります。
169号線からそれて山中に深く入ったところにある境内は意外に広く、ゆっくり隅から隅まで見て回ると1時間ほどかかります。春は桜に覆われる巨大大仏や、インドから66個に分割されて運ばれてきたという全長20mの大観音石像など、見所はたくさんあります。
この寺の創建は今から1320年前の西暦703年で、奈良公園にある興福寺と同じ時期に建立されました。この寺の本堂には、眼病に霊験あらたかな観音様が御本尊として鎮座されており、昔から厚い信仰を集めているとのことです。
この観音様は、エキゾチックなお顔をしています。目の神様だけに鋭い眼光です。大きな鼻に、厚い唇、まるでインドの神様のようです。
「眼病に霊験あらたかな」というのはいつからなのか調べてみると、古くは奈良時代から元正天皇をはじめ、桓武天皇、一条天皇と眼病祈願により治癒したとあり、清少納言も霊験ある寺の筆頭として挙げたほどだそうです。
この霊験を題材にした、沢一とお里の夫婦人情話である浄瑠璃「壺阪霊験記」は、明治のはじめ歌舞伎、浪花節でも人気があったそうです。
壷阪寺のある奈良県高取町は「くすりの町」として全国的に有名で、飛鳥時代には薬猟という古代宮廷の行事が今の高取町あたりであったそうです。薬用となる鳥、獣、草をとり、それらを原材料として、中国から伝えられた医薬術、薬の効用を活かし、秘伝の処方との合薬により家伝薬が作られ、それを修験者が全国に広めていったという歴史があります。
 
川村


                                 

需要と供給

2023-09-26
こんにちは。
9月も終盤に入り、ようやく涼しくなってきました。
これからの時期、風邪やインフルエンザの患者様が増えますが
私が学生の頃は、ウイルス性疾患の流行は冬と授業で習いました。
しかし、新型コロナが流行してからは季節に関係なく処方箋がくる状態で、
当薬局ではお盆前が一番ピークでした。
痰切り、咳止め薬の供給が夏場でも追いついていなかったのに、
これから更に処方が増えることを想像すると頭が痛くなります。
Dr.には代替薬を提案し、なんとか在庫を回していますが
それでもやはり、時々患者様に不足でお渡しすることもあります。
最近ではメディアなどでも薬不足が取り上げられているのか、
患者様から「薬局さんも大変やね。また入ってからで大丈夫よ。」と言って頂けますが、
こちらとしては大変申し訳ない気持ちになります。
卸に発注 イコール 納品される という以前の状態に1日も早く戻って欲しいと思います。
 
清水


                                 

お大事に

2023-09-19
薬局で患者さんにお薬をお渡しする際、「お大事に」の一言で締めくくることが多いです。
 
先日、原因は分からずじまいでしたが、膝がかなり痛くなったことがありました。
歩けないわけではなかったので、通常通り業務に当たっていたのですが、どうしても痛い足をかばうような歩き方になってしまっていました。
歩き方がいつもと違うことに気付かれたある常連の患者さんが、「どうしたの?」と尋ねてくださりました。「ちょっと足を痛めてしまったみたいで・・。」と軽くお答えしたあと、いつも通り投薬時のお話をさせていただいて、最後に「お大事に」と締めくくろうとした際、患者さんが「あなたもお大事にね」とおっしゃってくださりました。
 
一瞬何を言われたか分からず、私の足を心配してくださったのだと気付いてすごく嬉しく思いました。そして、いつも「お大事に」にちゃんと心を込められていたか、忙しいときなど「お大事に」が形式的なものになってしまっていなかったかと反省もさせられました。心を亡くすと書いて忙しいになるとはいいますが、忙しいときでも「お大事に」の気持ちを大切に業務に当っていきたいなと思います。

山本

                                 

オンライン診療 

2023-08-09
 数カ月前にコロナに感染し、38度を超える熱が出た時に、オンライン診療のことが頭によぎりました。発熱外来を診てくれる医療機関に行かなくても、これで済むならと思っていろいろサイトを調べましたが、調べるほどに面倒くさくなり、結局オンライン診療を受けるのはあきらめましたが、今思えばあの時ちゃんとコロナの治療薬を飲んどけばまだ症状はましだったのにと後悔する羽目に。結局咳がなかなか治まらず、完全復活するまで1カ月近くかかることになり、楽しみだった鮎釣りの解禁には間に合いませんでした。(笑)
 さてそのオンライン診療ですが、Googleやyahooで検索すると、いろいろなサイトが見つかります。中でも有名なのが、○○ニクスと○○○ドクターでしょうか。△△△ドクターとか××ヤクとかいうのもあります。○○ニクスについては、当社でも薬局側のシステム導入を検討したことがありますが、諸事情により見送りになりました。
 ○○○ドクターのアプリをスマホに導入してみました。アプリを立ち上げるとまず欲しい薬の選択や受診日を選択する画面が出てきます。画面に沿って、保険証の画像やら決済方法等の情報をインプットし、最後に診療してくれる医療機関及び医師の名前と投薬担当する薬局の名前が出てきて、それで良ければ最終確認をタッチして予約完了となります。
 この時に出てくる医療機関が東京だったり、薬局が神奈川だったりします。何かあって対面で受診する必要が出てくると面倒なので、自分の住んでいる地域や職場近くで探そうとし、なかなか都合の良い医療機関、薬局が選択できないのはデメリットだと思います。
 仮に薬の処方だけで構わないとしても、診療費用、調剤費用とは別に利用料と薬の配送料がかかってきますので、よっぽど多忙な人でないと利用しないのではと感じました。
 
川村

                                 
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