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健康寿命
2024-01-12
先日初めて人間ドックにかかりまして、健康について意識することがありました。
そのなかで最近頻繁に聞くのが、健康寿命について。正確に調べてみると「健康寿命」とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと。
つまり、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間ということです。
その健康寿命を伸ばそうと言われて久しくなっていますが、よく下記のことに気をつけようと言われています。
・定期的な健康チェック
健康状態を把握するために、定期的な健康チェックが不可欠です。
・適切な栄養摂取
健康寿命には栄養バランスが欠かせません。
・適度な運動
適度な運動は心身の健康に良い影響を与えます。
・質の良い睡眠
十分な睡眠は体の修復や免疫力の向上に寄与します。
他にも、社会参加やストレス管理など、出来ることは色々とがあるのですが、全てを網羅するのは難しいなと感じてしまいます。
その中で僕が面白いなと思ったのは、健康寿命を伸ばすには「笑い」が効果的だということです。近年の研究で、笑いが健康によい影響を与えることを示す成果が次々と発表されています。
日頃からたくさんのことを意識して生活するのは大変ですが、あまり難しいことを考えず、笑って過ごすのもいいのかもしれません。
望月
こころのろうそく
2023-12-13
以前参加した勉強会で伺った話です。
“患者さんのこころの中には良くなろう、よりよく生きようとするろうそくの火がともっています。でもそのろうそくの火はふとしたことで弱くなったり、消えかかってしまったりしてしまいます。患者さんと接するときには、そのろうそくの火を守ってあげてください。火が弱っていれば覆いをし、消えかかってしまっている時にはあなたの中にあるろうそくの火を分けてあげてください。”
この話を伺ってから、患者さんのこころのろうそくの火を守れる薬剤師でありたいと思い続けています。ただ、私自身のこころのろうそくの火も弱ってしまうことがあります。
そんなときに火をまた復活させてくれるのは、患者さんからのありがとうの言葉だったり、笑顔だったりします。
講師の先生の言葉で特に印象深かったのが下記の言葉です。
“ろうそくの火はどれだけ分け与えても燃え続けることが出来るのですよ。”
これからも出来るだけ多くの患者さんのこころのろうそくの火を守れるよう頑張っていきたいと思います。
山本
在宅薬剤師の仕事 パート3
2023-11-07
在宅体験談です。
在宅業務で訪問する場所は、大体施設か、個人宅です。
今回は個人宅で体験したことを、書かせて頂きます。
個人宅に何回か訪問すると、どうしても家族間との距離が縮まってきます。
そうすると、在宅患者と家族との関係とか、家庭内環境とかも必然的に見えてきます。
経験したことは、お薬代の請求を、患者本人に請求したところ、別居している
息子夫婦に請求してほしいと頼まれ、息子さん夫婦に請求をしたところ、
母親とは絶縁状態であると、息子さんに言われ、お嫁さんには電話口で泣かれたことがありました。
お薬代はご本人から頂きましたが、家族様からしたら、見られたくないものを、見られた感じだろうなと思いました。
でも、あるケアーマネージャーから聞いたことがありましたが、個人宅の在宅患者多い
薬局は、信用がある証拠と言われたことがありました。
確かに、個人在宅は手間と時間がかかります、又、ご自宅に上がるわけですから
気も使いますが、地域密着の観点から見たらどうでしょうか。
村田
眼病封じのお寺
2023-11-07
奈良県の奥大和を縦走する169号線を南に吉野に向かって車で走ると、石舞台古墳や高松塚古墳など歴史の教科書にも出てくる有名な史跡を越えてしばらく行ったところに壷阪寺という山寺があります。
169号線からそれて山中に深く入ったところにある境内は意外に広く、ゆっくり隅から隅まで見て回ると1時間ほどかかります。春は桜に覆われる巨大大仏や、インドから66個に分割されて運ばれてきたという全長20mの大観音石像など、見所はたくさんあります。
この寺の創建は今から1320年前の西暦703年で、奈良公園にある興福寺と同じ時期に建立されました。この寺の本堂には、眼病に霊験あらたかな観音様が御本尊として鎮座されており、昔から厚い信仰を集めているとのことです。
この観音様は、エキゾチックなお顔をしています。目の神様だけに鋭い眼光です。大きな鼻に、厚い唇、まるでインドの神様のようです。
「眼病に霊験あらたかな」というのはいつからなのか調べてみると、古くは奈良時代から元正天皇をはじめ、桓武天皇、一条天皇と眼病祈願により治癒したとあり、清少納言も霊験ある寺の筆頭として挙げたほどだそうです。
この霊験を題材にした、沢一とお里の夫婦人情話である浄瑠璃「壺阪霊験記」は、明治のはじめ歌舞伎、浪花節でも人気があったそうです。
壷阪寺のある奈良県高取町は「くすりの町」として全国的に有名で、飛鳥時代には薬猟という古代宮廷の行事が今の高取町あたりであったそうです。薬用となる鳥、獣、草をとり、それらを原材料として、中国から伝えられた医薬術、薬の効用を活かし、秘伝の処方との合薬により家伝薬が作られ、それを修験者が全国に広めていったという歴史があります。
川村
需要と供給
2023-09-26
こんにちは。
9月も終盤に入り、ようやく涼しくなってきました。
これからの時期、風邪やインフルエンザの患者様が増えますが
私が学生の頃は、ウイルス性疾患の流行は冬と授業で習いました。
しかし、新型コロナが流行してからは季節に関係なく処方箋がくる状態で、
当薬局ではお盆前が一番ピークでした。
痰切り、咳止め薬の供給が夏場でも追いついていなかったのに、
これから更に処方が増えることを想像すると頭が痛くなります。
Dr.には代替薬を提案し、なんとか在庫を回していますが
それでもやはり、時々患者様に不足でお渡しすることもあります。
最近ではメディアなどでも薬不足が取り上げられているのか、
患者様から「薬局さんも大変やね。また入ってからで大丈夫よ。」と言って頂けますが、
こちらとしては大変申し訳ない気持ちになります。
卸に発注 イコール 納品される という以前の状態に1日も早く戻って欲しいと思います。
清水